わだっ子へ!「自分の心の運転手は自分です。」-3学期始業式にて-
1月8日(木),第3学期始業式を行いました。6年生が「冬休みの思い出」と、「3学期のめあて」を全校児童の前で一人一人が発表しました。
6年生の発表
校長からは,始業式式辞として「自分の心の運転手は自分です。」という題名で伝えました。2014年の大晦日から,「除夜の鐘」を聞きながら2015年の新しい年を迎えました。そのとき,「今までの自分の心や行動を見つめ直し,新しい年に,どのような目標を立てて実行しようか・・」と考えました。
「心」には,「よい心」(良心)と「悪い心」(悪意)があると言われています。ここで,「悪い心」について話しましょう。「悪い」の「悪」は,憎む心を表しています。人を憎むのは良くないので「わるい」の意味に使われます。さらに,「悪い心」として使われるのが,「悪意」です。これは,「悪い考え」を持つことです。例えば,悪い心を持っている人に誘われて,それに負けてしまい,自分までも「悪いこと」をしてしまうことです。大事なことは「悪いこと」に誘われたり,「悪いこと」をしてしまったりしないことです。例えば,相手が困ることや気にしていることを言ったり,いたずらやからかいをしたりすることです。さらに,悪いことだと知っていること(物を隠すこと,ルールを守らないこと)を,平気でしてしまうことです。
そこで,「自分の心の運転手は自分です。」を思い出してほしいと願います。「心」を自動車にたとえた場合です。自分の心を運転するとき,気をつけなければならないことは,「あわてないこと,時にはじっくりと考えてから判断すること」だと考えます。本物の自動車も,スピードを出しすぎると,周りがよく見えなく,事故を起こすことがあります。皆さんの「心の自動車」も同じです。スピードを出しすぎないように,時には「心」をゆるめて歩くこと,できれば止まることも大切です。あせる「心」を止めてじっくり考え,「今,何をすることが大事なのか」を振り返ることです。「止まる」の「止」は,足跡の形からできた漢字です。足跡は動かないので,「止まる」という意味になりました。「正しい」の「正」は,「止」の足跡と停止線を表す「一」の組み合わせです。「ただしく」立っていることを表している意味です。ちょっと止まって考えると,正しい判断ができます。
3学期も,色々な行事や活動がたくさんあります。これからの学校生活の中で,「自分でじっくりと考え,自分で正しく判断し,自分の力で行動すること」が多くあります。最後に,1年生から6年生の皆さんへ。皆さんが持っている自分の力を信じ,目標へ向かって3学期,全力で努力してください。一人一人が力を出すには,協力すること,助け合うことが大事です。この心も忘れないでください。6年生の皆さん,卒業までの学校生活が「いい思い出」になれるよう,心から応援をしています。
<第3学期スタート> 1月8日(木) 今朝の様子から・・・全員元気です!
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